世界PC市場の下降傾向はストップしたようだ。IDCの調査によると、2009年第3四半期の世界PC出荷台数は、3四半期ぶりに増加に転じ、前年同期から2.3%増加した。
IDCは、同四半期について、学校で新学期が始まったことでPC需要が高まったとしている。成長をけん引しているのは引き続きコンシューマー向けノートPCで、同四半期に出荷台数が33.5%増えた。Netbookも好調で、37%の伸びを記録した。NetbookがノートPC販売に占める割合は前年同期の14%から28%に増えている。
また同四半期には企業向けPC出荷の減少ペースが緩やかになり始めており、今後IT支出が徐々に上向くとみられる。
IDCは2009年通期について、世界PC出荷が前年比で1.3%増加すると予測している。2010年には回復ペースが加速し、10.3%と2けた成長に戻る見通しという。その後2013年まで2けた成長が続くと同社は見込んでいる。
2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | |
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デスクトップPC | -5.6% | -12.9% | 0.1% | 1.6% | 2.0% | 0.9% |
ノートPC | 32.2% | 15.8% | 18.1% | 18.8% | 17.4% | 14.8% |
合計 | 10.0% | 1.3% | 10.3% | 12.0% | 11.9% | 10.3% |
(資料:IDC) |
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