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「人物が等身大で迫る」3D対応PDP 世界最大152V型、パナソニックが開発2010 International CES

» 2010年01月07日 13時02分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは1月7日、152V型で3D表示に対応したプラズマディスプレイを開発したと発表した。4K2K(4096×2160ピクセル)表示に対応。専用眼鏡をかければ、3D映像をフルHDで視聴できる。152V型のPDPは世界最大。「人物が等身大で迫る迫力を超大画面で実現する」としている。

 発光効率を高めた新パネルを搭載。従来のフルHDパネルと同等の明るさを従来の4分の1の発光時間で実現する「3D超高速駆動技術」や、「均一安定放電技術」を新開発。右眼/左眼用画像のフルHD画像を、輝度を維持しながら表示できるようにした。コントラスト比は「無限大とも言える」500万対1。高い色再現性や階調性を実現し、「圧倒的な没入感、臨場感を実現する」という。

 PDPは性質上、3D表示の際の左右の画像の重なり(二重像)が極めて少ない上、残光時間を従来の3分の1に短縮する「新短残光蛍光体」、新発光制御を採用した「二重像低減技術」により残像も極限まで低減したことで、ソースを忠実に再現した、クリアで高精細な3D映像表示が可能という。

 右眼/左眼用画像のフルHD映像をフレームごとに時分割で表示させる「フレームシーケンシャル方式」を採用している。

 発売は未定。実機は、7日(日本時間8日)に米国ラスベガスで開幕する「2010 International CES」に展示する。

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