UCC上島珈琲は2月5日、Twitterを利用したキャンペーン告知手法に不手際があり、ユーザーに迷惑をかけたとして謝罪した。BOTを使って自動的に宣伝メッセージを送信するものだったが、つぶやきに特定の語句を含んでいたユーザーに対し無差別に送信していたため、「企業アカウントを偽装したスパムBOTではないか」と騒ぎになっていた。
同社によると、コーヒーにちなんだエッセイなどを募集するキャンペーンを告知するため、同社が取得した複数のTwitterアカウントを使い、5日午前10時からメッセージ送信を始めた。Twitter上から「コーヒー」「懸賞」といったキーワードが入ったつぶやきを検索し、そのユーザー宛てにBOTが「コーヒーにまつわるエッセイとアートを募集中!エッセイで賞金200万円!アートで賞金100万円!締切間近!!」とリプライしていたという。
フォローしていないアカウントからプロモーション的なメッセージが送られてくる上、同様のアカウントが複数稼働していたことが分かったため、「UCCを偽装したアカウントによるスパムBOTではないか」と不審がるつぶやきが多数投稿されていた。
同社はユーザーのつぶやきを通じて混乱を知り、正午にはBOTを停止。了承を得ていないユーザーに対して自動で宣伝メッセージを送ったこと、複数アカウントのBOTで同一文面を送り続けたため、Twitterの利用規約に違反したとして謝罪文を掲載した。今後は「社内管理体制、情報管理体制の徹底をはかり、再発防止に全力を尽くす」という。
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