パッケージイラストがほか作品のトレースだったことが判明し、販売停止に追い込まれた「青春こんぶ」が、新しいパッケージで3月下旬に復活する。新パッケージは17歳の女子高校生、華々(はなばな)さんの作品だ。
北海道・襟裳岬にある大かげ浜に続く遊歩道で、ラクロスのラケットを入れたバッグを肩にかけこちらをのぞく「岬襟萌」(みさきえりも)と、本を片手にたたずむ「千島霧夏」(ちしまきりか)が描かれている。
同社は昨年12月、公式サイトで新しいパッケージイラストを公募。販売元の藤田昆布加工場(北海道えりも町)や、えりも観光協会会長やえりも町旅館組合事務局長などが審査に参加し、66作品から最優秀賞を選んだ。
華々さんの作品を選んだ理由は、「企画コンセプトだった『元気いっぱいな襟萌』と『優しく物静かな霧夏』が表現されているため。たくさんの襟萌と霧夏がいて、選考には大変苦労した」としている。
新パッケージの青春こんぶは、3月下旬に予約をスタートする予定で、価格は未定。
青春こんぶは、女子中学生のイラストをパッケージにあしらったことで話題になった“萌え”昆布。イラストがほかの作品からのトレースではないか、というメールが昨年9月にあり、イラストレーターに確認したところトレースを認めたため販売を中止していた。
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