スカパーJSATとソニーは4月20日、6月11日に開幕するFIFA ワールドカップを3D放送すると発表した。生放送を含む計25試合を6月19日から提供する。
スカパーJSATが6月19日に開局する、日本初の3D専門チャンネル「スカチャン3D169」で提供する。開局記念番組として、6月19日の日本対オランダ戦を生放送。7月11日には決勝戦も生中継する。
複数番組を見られるセット・パック契約や単チャンネル契約をしていれば、追加料金なしで視聴できる。
3D映像は、国際サッカー連盟(FIFA)とソニーが共同制作する。画面を左右に分割して収録するサイドバイサイド方式で、撮影・制作にはソニー製の機材を利用した。
ソニーは6月10日、家庭向け3D液晶テレビの発売も予定。「テレビの発売がワールドカップに間に合い、ハードとコンテンツを同時に提供できる」(ソニーの島津彰 3D&BDプロジェクトマネジメント部部門長)としている。
スカパー!では3D放送だけでなく、ワールドカップ全64試合をハイビジョン画質で生中継する。うち20試合は、独占放送。コメンテーターとしてイビチャ・オシム前日本代表監督も招く。「開催期間中は、ワールドカップざんまい。楽しんでほしい。3Dではまったく新しいワールドカップを体験してもらいたい」(スカパーJSATの田中晃 執行役員専務)としている。
3D専門チャンネルでは今後、格闘技やコンサート、映画、アニメなど幅広く番組を提供する予定。サッカー以外の番組提供時期は現在検討中だという。
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