米Appleが6月16日に公開したMac OS Xのセキュリティアップデートに脆弱性のあるバージョンのFlash Playerが含まれていた問題で、Flash提供元のAdobe Systemsが「ユーザーは手動で最新バージョンに更新してほしい」と呼び掛けている。
既報の通り、Appleの「セキュリティアップデート2010-004」「Mac OS X 10.6.4」に含まれる「Flash Player 10.0.45.2」には深刻な脆弱性があり、悪用攻撃も多発している。Adobeは6月10日に公開した最新バージョンの10.1.53.64でこの脆弱性を解決した。
Adobeのブログによれば、自分でFlash Player 10.1を導入済みのMacユーザーがMac OS X 10.6.4のアップデートを適用しても、Flashが古いバージョンに戻ってしまうことはないとみられる。それでもユーザーは自分のFlashが最新版の10.1.53.64になっているかどうか確認した方がいいと同社は勧告する。
Flashのバージョンを確認するには、Adobeの米国サイトの「About Flash Player」ページにアクセスするか、Flash Playerで実行されているコンテンツの上で右クリックしてメニューから「Adobe Flash Playerについて」を選択する。複数のWebブラウザを使っている場合は、それぞれのバージョンを確認をした方がいいという。
Firefoxブラウザ提供元のMozillaも、「Plugin Check」のページでFlashが最新バージョンかどうか確認できる機能を提供している。また、Firefoxを更新した際に表示されるページでも、古いバージョンのFlashを使っているユーザーに更新を促している。
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