ミクシィは12月2日、SNS「mixi」に11月30日に追加した、メールアドレスからユーザーを検索し、マイページにアクセスできる機能を取り下げた。同機能については、「メアドを知らせているがmixiでつながりたくない相手にプロフィールなどを見られると困る」など、批判や困惑の声が上がっていた。
mixiでは従来、検索したメアドでmixiに登録しているユーザーがいればマイミク申請でき、いない場合は招待メールを送れる機能を実装していたが、11月30日から、メアドから相手のマイページにもアクセスできるよう仕様変更していた。ユーザーは、自分を検索対象から外すことは可能だが、初期設定のままだと検索可能になっていた。
この変更についてネットでは、「メアドを知らせているがmixiでつながりたくない相手にもmixiのIDを知られ、プロフィールなどを見られると困る」といった声が上がっていたほか、掲示板などで公開されている他人のメールアドレスからmixiのIDを突き止め、日記のコメント欄で嫌がらせをするなど、悪用の報告もあった。
ミクシィは2日夕方、新機能を取り下げ、従来の仕様に戻した。「ユーザーの皆様がご利用しやすいよう、一部機能の見直しを行うため」にとしており、今後は「メールアドレスとmixiのIDをひもづけて見られないような形にする」(ミクシィ広報担当)という。
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