ブラザー工業は5月17日、ビジネス向け小型プリンタ/複合機「ジャスティオ」の新製品7機種を5月下旬から6月中旬にかけて順次発売すると発表した。全機種に高速プリントエンジンと自動両面プリント機能を搭載。エントリー向けのインクジェット機からハイエンド機までそろえ、ビジネス規模に応じたニーズに対応する。
インクジェットA3カラー複合機「MFC-J6710CDW」は、従来機種(MFC-6490CN/6890CN)に比べ、カラーで約2.6倍の10ipm(image per minute)、モノクロで約2.4倍の12ipmと高速化。実売予想価格は6万5000円前後。
新たにハイエンドモデル「ジャスティオ プロ」シリーズをラインアップ。小規模オフィスの中でよりプリントボリュームの高い層向けで、高速プリントや自動両面スキャン、大容量給紙などの高機能に加え、最長5年間の無償保証など、サポートを充実させた。ARカラーレーザープリンタ「HL-4570CDWT」、A4カラーレーザー複合機「MFC-9970CDW」、A3カラーインクジェット複合機「MFC-J6910CDW」の3機種をラインアップする。
インクジェットモデルでは「インクの組成を改善したことで、ビジネス利用のお客様にとっても“使える”出来になっている」(ブラザー販売の大澤敏明マーケティング推進部長)という。
一部製品には省エネ機能として、スリープ時の消費電力を大幅に下げる「ディープスリープ機能」を搭載。従来機種では8〜10ワット消費していたスリープ中の消費電力を、ディープスリープ機能を搭載する機種では平均0.9〜1.5ワットに抑えるという。
普及機クラスの「MFC-J6710CDW」で年間10万台、ジャスティオ プロの3機種でそれぞれ年間1万台の販売を目指す。
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