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iPad受託製造のFoxconn、成都の工場で爆発事故 原因調査で操業停止

» 2011年05月23日 11時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米AppleのiPhoneやiPadの受託製造で知られる台湾のFoxconn Electronicsの中国四川省成都にある工場で5月20日夜(現地時間)、爆発が発生し、少なくとも2人の従業員が死亡し、重傷者3人を含む16人が負傷した。

 米Wall Street Jourunalによると、成都の政府当局は、この事故は20日の午後7時に「研磨設備」で発生し、人為的なものではないと発表した。

 Appleは「Foxconnの成都工場での悲劇を深く悲しんでいる。われわれはFoxconnとともに原因の解明に当たっている」という声明を発表した。爆発のあった工場ではiPad 2の製造が行われていたとみられており、生産への影響が懸念される。

 台湾のメディア中央社によると、翌21日は工場は閉鎖されており、成都の政府当局から「調査のため工場は稼働しておらず、安全が確認できるまでは再開しない」との発表があったという。

 FoxconnはAppleのほか、Microsoft、Dell、ソニーを顧客に持つEMS(電子機器受託製造サービス)大手。世界で20万人以上の従業員を擁し、2010年の売上高は823億元(約1兆353億円)だった。

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