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富士通、並列分散処理に対応したファイルシステム製品を発売

» 2011年10月17日 13時05分 公開
[ITmedia]

 富士通は10月17日、並列分散処理に対応したファイルシステムソフトウェア「Fujitsu Exabyte File System(FEFS)」を発表した。同ソフトとPCサーバのPRIMERGY、ストレージのETERNUSを組み合わせたソリューション製品の提供を同日から提供する。

 FEFSは、オープンソースソフトウェアのLustreをベースに同社独自の機能を加えたもの。データ容量に合わせて、ファイルシステムをテラバイト規模から最大で8エクサバイトにまで拡張できる。計算ノード数では数十台規模のPCクラスタシステムから最大100万台の超大規模システムまでに対応するという。

 また、計算ノードとファイルシステム間の総スループット値は最大で毎秒1テラビットを実現。ファイルシステムの全階層を冗長化構成としており、ジョブを実行したまま、フェイルオーバーが可能としている。特定ユーザーによるI/O処理帯域の占有を回避するユーザー間での「フェアシェア」機能や、ノードごとにI/O処理帯域を保証する優先制御設定機能なども搭載する。

 発売したソリューション製品の最小構成は、PRIMERGY RX300 S6が4台(InfiniBand接続)、ETERNUS DX80 S2が3台、FEFSライセンスとなり、価格は2143万円からとなっている。

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