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ネット商戦を狙う攻撃に警戒を――詐欺やSEO攻撃などの手口が横行

» 2011年11月22日 12時44分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米国が年末商戦に突入する感謝祭のバーゲンシーズン入りを前に、Trend Microがインターネットショッピングを狙った攻撃の手口について解説し、利用者に注意を呼び掛けた。

 同社のブログによると、米国のネットショッピング利用者は2014年までに78%の増加が見込まれる。また、モバイル端末の普及に伴い、スマートフォンユーザーのうち43%が「モバイル端末を買い物に使う」と回答しているという。

 しかしネットショッピングが普及すれば、それに目を付けるサイバー犯罪者も増えるとTrend Microは指摘する。クレジットカード情報やオンラインバンキングのID情報といった個人情報を狙う攻撃は常に発生しているという。

 具体的な手口としては、注目のガジェットなどの人気アイテムに関する検索結果を不正に操作してユーザーを悪質サイトに誘導するSEO攻撃、ネットの懸賞などを装ってユーザーをだまし、個人情報や決済情報などを入力させる詐欺の手口、セキュリティが不十分なネットワークに接続しているユーザーのアカウント情報などを盗み見し、なりすましに利用するセッション乗っ取りなどを挙げている。

 こうした手口にだまされないためにも、ネットショッピングの利用に当たってはセキュリティソフトウェアの導入をはじめとする対策を講じる必要があるとTrend Microは強調している。

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