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Apple、Mac版Java 6のセキュリティアップデートを公開

» 2012年10月18日 07時00分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは10月16日、Mac版Java 6のセキュリティアップデートを公開した。Oracleが同日公開したJavaの定例アップデートに合わせて、多数の深刻な脆弱性を修正している。

 Appleがリリースした「Java for Mac OS X 10.6 Update 11」「Java for OS X 2012-006」では、Javaを1.6.0_35から1.6.0_37に更新し、多数の深刻な脆弱性に対処した。対象となるのはMac OS X v10.6.8、OS X Lion v10.7以降、OS X Mountain Lion v10.8以降。

 攻撃者がこれら脆弱性を悪用した場合、悪質なJavaアプレットを仕込んだWebページをユーザーに閲覧させるといった手口を使い、任意のコードを実行できてしまう恐れがあった。

 Appleは、OS X Lionをリリースした時点でJavaのバンドルをやめ、必要なユーザーは自分でインストールする形式に切り替わっている。今年8月からは、OracleがMac向けにもJava 7のアップデートの直接提供を開始した。しかし、Java 6までのアップデートは依然として、Appleを通して提供されている。

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