米Microsoftは5月20日(現地時間)、ニューヨークで開催したメディアイベントで、Surfaceシリーズの新モデル「Surface Pro 3」を発表した。従来のSurfaceより大画面の12インチで、厚さは「Surface Pro 2」より4ミリ以上薄い9.1ミリ、重さは800グラム。北米で6月20日に、日本では8月中に発売する。価格は799ドルから。
キャッチフレーズは「あなたのノートPCに置き換わるタブレット」で、発表文には「11インチのMacBook Airより30%薄い」「タブレットであり、ノートPC」だと書かれている。
なお、同社はこのイベントでiPad Miniに対抗する小型タブレットも発表するとみられていたが、今回はSurface Pro 3のみが発表された。
12インチのディスプレイは3:2の2160×1440(216ppi)でプロセッサは米IntelのCore i3/i5/i7。薄さを保つために新開発した冷却ファンを搭載する。メモリは4Gバイト/8Gバイト、ストレージは64〜512Gバイト。
Surfaceの特徴である背面のキックスタンドが、従来は2段階でしか使えなかったものがほぼ垂直から150度まで、フレキシブルに調整できるようになった。
別売のマグネット式キーボードカバー「Type Cover」(価格は129.99ドル)もSurface Pro 2よりさらに薄くなり、トラックパッド部分が63%大きくなった。下図のように接続部分を本体の底面に貼り付ける形でも使えるようになった。このスタイルだとより安定し、膝の上でも使いやすいという。なお、既存のType CoverやType Cover 2もSurface Pro 3で使える。
OSは64ビットのWindows 8.1 Proで、SkypeやOneNote MXなどがプリインストールされている。OneNoteは、感度も向上した付属のSurface Penと連係し、メモ帳のような感覚で使えるという。Surfaceがスリープ状態でもペンをクリックすることでOneNoteが起動する。
米Adobe SystemsのPhotoshop CCのSurface Pro 3版も間もなくリリースされる。このバージョンはSurface Penに最適化されており、正確な選択、描画が可能という。
機種名 | Surface Pro 3 |
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OS | Windows 8.1 Pro |
ディスプレイ | 12インチ(2160×1440、216ppi) |
CPU | Intel Core i3/i5/i7 |
RAM | 4/8Gバイト |
ストレージ | 64/128/256/512Gバイト |
外部メモリ | microSD |
メインカメラ | 500万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
サイズ | 292×201.3×9.1ミリ |
重さ | 800グラム |
バッテリー持続時間 | 9時間 |
ネットワーク | Wi-Fi |
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