カヤックは3月10日、ゲーム音楽専門のプロ交響楽団「JAGMO」の全事業を3月31日に譲り受けると発表した。同社のゲームファンコミュニティ「Lobi」などと連携し、リアルとデジタルの両面でゲームファン向け事業に取り組む。
JAGMOは「ゲーム音楽を音楽史に残る文化に」というコンセプトのもと、若手演奏家を中心に公演を行い、2月初めにはフルオーケストラコンサート「THE LEGEND OF RPG COLLECTION―伝説の交響楽団―」を成功させるなど、ゲームファンの間でも知名度は上がってきている。
カヤックは自社でゲームタイトルを開発しているほか、ゲームファン向けコミュニティ「Lobi」を運営しており、ユーザーの親和性の高さを見込む。ゲームを中心としたコンテンツをリアルとデジタルの両面から盛り上げ、新たな取り組みを模索したいという。
JAGMOの泉志谷忠和CEOは「これまでの“1度公演が失敗したら終わり”という独立経営ではなかなか中長期的な取り組みはしにくかった。カヤックとパートナーとして組んだことで、海外でのイベント参加や公演の実施など、チャレンジの幅は広がっていくと思う。買収というよりは“仲間になる”イメージ」と話している。
「ゲーム音楽を、音楽史に残る文化に」――日本初のゲーム音楽専門プロオーケストラ「JAGMO」の思い
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