韓国Samsung Electronicsは4月24日、腕時計型ウェアラブル端末「Gear」シリーズの次世代モデルの立ち上げに先駆けて、サードパーティーの開発者にSDKを提供すると発表した。
このSDKの申し込みページには、Gear向けアプリの例としてCNNやYelpの画面が並んでいるが、これらがすべて円形になっている。
現行のGear端末「Gear S」の画面は長方形だが、次のモデルは円形(ラウンドフェイス)になることを暗示しているようだ。
次世代モデルはGearシリーズとしては7代目に当たる。同社は2013年にAndroid Wearベースの「GALAXY Gear」を発表したが、翌年TizenベースのGear Sをリリースし、現在はAndroid Wearベースの端末は販売していない。
Android Wearベースの腕時計型端末の最近の傾向は、ラウンドフェイスのモデルが増えてきている。昨年10月に発売された「LG G Watch」や今年2月の「LG Watch Urbane」、3月に発表の「Huawei Watch」などはすべてラウンドフェイスだ。
なお、同日発売された米Appleの「Apple Watch」のディスプレイは長方形。同社のデザイン担当上級副社長、ジョナサン・アイブ氏は「(スマートウォッチの)機能のほとんどは(連絡先や予定などの)一覧表示なのだから、ディスプレイをラウンドフェイスにすることには意味がない」としている。
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