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Google、巨大アプリインストール広告を表示するモバイルサイトをランクダウンへ11月1日から

» 2015年09月02日 14時04分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは9月1日(現地時間)、Webサイトオーナーに向けて、モバイルでの検索結果の新たなランキング決定要素の追加を発表した。画面を覆うような大きなアプリインストール広告を表示するWebサイトは、“モバイルフレンドリーではないサイト”とみなし、検索結果におけるランキングを下げるという。

 friendly 1 コンテンツが見えないほど大きなアプリインストール広告

 Google検索結果をタップしてWebサイトを表示しようとする際、そのWebサイト専用モバイルアプリのインストール広告を表示することはユーザーにとっても便利なこともあるが、ユーザーはまずコンテンツを読みたくてページリンクを開くのだから、コンテンツが読めないほど大きな広告を表示するのはモバイルフレンドリーではない、とGoogleは説明する。

 つまり、以下の図ようにコンテンツを読むのにそれほどじゃまにならない広告であれば問題ない。Googleは、米AppleのSafariブラウザの「Smart Banner」やChromeブラウザの「Native App Install Banners」を使うよう推奨している。

 friendly 2 コンテンツの邪魔にならないインストール広告

 GoogleはWebオーナーに対し、WebサイトでMobile-Friendly Testを実施し、問題になるようなインストール広告がないかどうか確認し、問題があればランキングアルゴリズム変更までに修正するよう勧めている。

 アルゴリズムの変更は11月1日に実施する計画だ。

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