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ラジコン“折り鶴”が空を舞う 超軽量マイコン搭載で遠隔操作CEATEC JAPAN 2015

» 2015年10月07日 16時50分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 本物の鶴のように、折り紙が羽ばたいて空を飛んだら――そんな夢を叶えるラジコン「ORIZURU」をロームが開発し、「CEATEC JAPAN 2015」(10月7〜10日、千葉・幕張メッセ)に出展している。全長は約70センチ、重さは約31グラムで、高さ6メートルの出展ブース内を自由に飛び回る。

photo ORIZURU

 ORIZURUは、子会社「ラピスセミコンダクタ」が開発した超軽量/省エネのマイコンボード「Lazurite Fly」を搭載し、無線通信機器や加速度センサー、地磁気センサー、モータードライバなどをSDメモリーカードほどのサイズに凝縮する。本体は和紙やカーボン製のパイプで作成し、徹底的な軽量化を目指した。

 ラジコンのように手元で遠隔操作する。風向きなどの条件さえ整えば、1回の充電で最大10〜20分間の飛行が可能だという。

photo ORIZURUの構造
photo マイコンボード(左)とリモコン(右)の内部

 「電子工作・ものづくりを応援する」を目的に、スタートアップやベンチャー企業と協業する「チャレンジコラボ」の一環。開発に協力した超小型飛行体研究所の宗像俊龍さんは「実際の鶴のような、優雅で艶(つや)のある飛び方を追求した」と述べ、日本文化を象徴する折り紙を通して、日本のものづくりをアピールしたいと話す。

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