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もう対面の人とぶつからない? 遠近法を利用した横断歩道デザイン寄り道テック

» 2016年02月02日 17時56分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 混雑した横断歩道を歩いていると、対面から来た人とぶつかってしまうことがある。そんな街中のトラブルを解決しそうなのが、台湾の台北科技大学が公開している「Double Triangle Crosswalk」と題した横断歩道のデザインだ。

photo Double Triangle Crosswalk

 通常の横断歩道を、対角線を境界にして左右に分割。2つの方向から歩いてきた人が、それぞれの三角形のゾーンを歩くように設計している。遠近法による錯覚で、前に進むほど道が細くなっていくように見えるため、歩行者が自然と左右に分散するようになっているという。

photo 遠近法による錯覚を応用

 現時点ではデザインコンセプトに過ぎないが、仮に渋谷駅前のスクランブル交差点などに導入されれば、多数の歩行者が「マスゲーム」のように横断歩道を美しく流れていく――そんな新しい観光スポットになる日も来るかもしれない。

寄り道テック

IT・ネットの最新事情を日々追いかけている編集部が少しだけ“寄り道”。記者がいま気になっているテクノロジーのあれやこれやを独断で紹介します。


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