ソードアート・オンラインの世界に“リンクスタート”：Weekly Access Top10

[片渕陽平，ITmedia]

ITmedia ニュース Weekly AccessTop10

≫ 2015年3月14日〜2015年3月20日

1. ツタンカーメンの墓に“隠し部屋”　伝説の美女・ネフェルティティの墓が有力？
2. 「くら寿司で異物」　虚偽のSNS投稿で男を逮捕　名誉毀損の疑い
3. 「10分どん兵衛」の衝撃　日清“おわび”　SNSが崩した40年の常識
4. 京王電鉄、「座って帰りたい」に応える座席指定列車　電源＆無線LAN付き
5. ウォズニアック氏が「Amazon Echo」を大絶賛「次にくるのはこれだと思う」
6. 東芝、17年入社の新卒採用中止
7. 「歴史に残る一手」「セドルも人間じゃない」――“人類代表”、囲碁AIに勝利　プロ棋士はどう見る
8. これも“爆買い”の置き土産？　殺虫剤も効かない「スーパー南京虫」増殖にホテル戦々恐々
9. 太洋社に連鎖、書店14社が休廃業　東京商工リサーチ調査
10. 「ケーキに髪の毛」ネットで有名なクレーマー女、電話1万2000回の執念……ゆがんだ社会の申し子か

　先週はIBMの「ソードアート・オンライン」アルファテストに参加してきました。作中で描かれるVRゲームの世界観を再現し、「IBM Watsonのような『コグニティブ・コンピューティング』が、未来のゲームで活用されるとどうなるか」を体験できるイベントです。

　原作の世界をそのまま再現した、ファン垂涎の20分間。目の前に数メートルはある敵「グリームアイズ・ジ・アンセスター」が立ちふさがったり、主人公・キリトのスキル「二刀流」が使えたりと大興奮でした。アニメでは、正式版のリリース時、ゲームからログアウトができず「デスゲーム」へと発展しますが、アルファ版だったためか、無事にボスを撃破し、現実世界に帰還できました。

　映画化や実写化されると、原作ファンが怒る――みたいな話がよくありますが、「原作者・川原礫さんと何度もやり取りを重ね、ファンをがっかりさせないように作り込んだ」（広報談）とのこと。IBMの社内には、10〜20代だけでなく、30〜40代のファンも多いそうで「妥協は許さなかった」といいます。

　残念ながら、商品化の予定はないそうですが、VRやコグニティブの可能性を感じられる1日でした。原作通り、2022年には「ソードアート・オンライン」の世界が現実になるかもしれません。