月着陸船のイーグル号が「静かの海」に向かって斜めに降下していくのを司令船からの視線で見て「クレーターの斜面とかじゃなくて、ちゃんと平らなところにおりますように」と祈ってしまうのだが、インタラクティブモードでは、噴射のタイミングとか角度とかをマニュアルでやらなくちゃいけないので大変。
月面に降り立つと、有名な「The Eagle has landed」というニールの声が聞こえる。小説・映画になった「鷲は舞い降りた」にひっかけたのだ。
月に降り立つと再びインタラクティブモード。ここではわりと気楽に歩きまわったりジャンプしたりできる。HTC Viveならばルームスケールを使って部屋の中を月面に見立てることが可能なのだろうか。
探検し終えると、ニクソン大統領から電話がかかってくるので、それを受けると月面でのミッション終了だ。
そして月面からの離陸だ。離陸と、司令船とのドッキングはあまり重要でないのか、インタラクティブモードはない。イーグル号が下半身を置き去りにして月面を出発するのはなかなかかっこいいんだけど。なお、下半身はいまもちゃんと残っているようだ。
いよいよ地球への帰還だ。司令船はアポロチョコのおしりの部分を地球に向け、超高熱に耐えながら下降していく。司令船の中からは、その火花が見える。
灼熱に耐えきると、パラシュートが開き、ゆっくりと太平洋上に着水。これで全行程は終了だ。
なんか人類のためにやり遂げた感ある。
いやー、がっつり遊んでしまった。休み中にプレイしたほかのタイトル、例えば、登場人物をカスタマイズしてインタラクティブに遊ぶVRゲームのCV1対応版なんかが未来的すぎたので紹介したかったのだが、紙面が尽きてしまったのでこのへんで。
ところで1969年といえば、ビートルズがアビーロードを、キング・クリムゾンが宮殿を、レッド・ツェッペリンがIIを出した頃。彼らのステージをCGで再構成してVRコンテンツにするとかってどうだろう? オルドリンとかの人体モデリングの精緻さをみて、そろそろ可能かなと思ったのだった。
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