米Facebookは9月12日(現地時間)、「Facebook Messenger」(以下、メッセンジャー)向けアプリを開発・提供するための「Messenger Platform」をバージョン1.2にアップデートし、チャットbot(以下、bot)機能を強化したと発表した。
米国ではbotとの会話中にbotが提示した商品を「Buy」ボタンのクリックで購入できるようになる。Facebookアカウントに既に支払い情報を登録してある場合は、数クリックで購入できる。
Messenger Platformは、同社が2015年3月の「f8」で発表した開発者向けプラットフォーム。今年のf8でメッセンジャー内のチャットbot「bots for the Messenger Platform」が追加された。
メッセンジャーで稼働するbotは、累計3万個リリースされたという。
ユーザーはメッセンジャーの検索枠で企業やブランド名を検索したり、Webサイトに表示されるリンクを見ることでbotを探せる。今回のアップデートで、bot提供者はFacebookのニュースフィード上の広告にbotへのリンクを入れられるようになった。また、ユーザーが気に入ったbotを簡単に友達と共有できるようになった。
また、ユーザーがbotと初めて会話を始める際に表示される画面が、「ウェルカムスクリーン」になる。Facebookページのプロフィール画面の簡略版のような内容で、botのプロフィール画像や概要などが表示される。
メッセンジャーの月間アクティブユーザー数(MAU)は7月に10億人を突破している。Facebookはメッセンジャーのbotを企業やブランドが顧客と直接交流する手段の1つと位置付けている。
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