NISCは、2011年ごろから東南アジアや欧米諸国の機関と連携して「サイバーセキュリティ国際キャンペーン」と題し、イラストや動画を多用した啓発運動を展開。コンテンツを生かすノウハウを蓄積してきたという。
「以前はA3用紙にぎっしりと文字を書いて説明していたが、スマホを使う世代に直感的に説明するとなると、アプリの画面や映像を交えて15秒くらいで分かってもらうことが必要ということに気付いた」と山内さんは話す。
今年2月にはTwitter(NISC@みんなのサイバー天気予報)とLINE(NISC@サイバー天気予報)のアカウントを開設し、やわらかいテイストのコンテンツを日常的に配信できる環境づくりを進めている。ただ、山内さんによると、イラストが入ったコンテンツを毎日のように配信できるかは“人次第”だという。
「文字ばっかりになるか、役所らしからぬ絵を入れられるかは、役所内や身近にイラストレーターがいるかどうかによって変わってくる。これは引き続き課題と考えている」(山内さん)
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