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やっぱりSDカードスロットは欲しかった? 賛否両論の新型「MacBook Pro」Weekly Access Top10

» 2016年10月31日 21時15分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 25日からiPhone 7/7 PlusでSuicaが利用開始となり、28日には新型「MacBook Pro」が発表されるなど、先週はまさにAppleラッシュという状況でした。特にMacBook Proは数年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、待ちに待っていた方も多いのではないでしょうか。

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 キーボードのファンクションキーは「Touch Bar」と呼ばれる帯状のマルチタッチディスプレイに生まれ変わり、インタフェースはSDカードスロットやHDMIポート、フルサイズのUSBポートを廃止してThunderbolt 3(USB-C)のみという割り切った仕様になりました。

 なかなか思い切ったなとは感じましたが、やはり世間の反応も同様のようで、特にSDカードスロットを惜しむ声が多く聞かれたように思います。私も取材の現場で撮影した写真をカメラからPCへ移すことがありますが、これをAppleが推し進めたいであろうワイヤレスでやれと言われたら少しためらいを感じます。ただでさえWi-Fiが混雑している現場で、大きいサイズの写真を送るとなると、なかなかスムーズにいかないものです。

 MacBook “Pro”というモデルの位置付けを考えると、フォトグラファーやデベロッパーのようなプロユースも多いハズ。SDカードがそのまま挿せなかったり、フルサイズのUSBポートに開発機を接続できなかったりするのは使い勝手の面でどうなのかなと考えてしまいます。

 しかし、Appleならなんとかなってしまうのでは、と思えてしまうのがこの会社の恐ろしいところ。他メーカーが同様の方針を打ち出したら、見向きもされないかもしれません。今回の件でユーザーは離れてしまうのか、「なんだかんだで、なんとかなったね」とお決まりのパターンとなるのか。答え合わせは1年後に。

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