米Microsoftが1月26日(現地時間)に発表した2017年第2四半期(2016年10〜12月期)決算は、売上高が前年同期比1.2%増の240億9000万ドル、純利益は3.6%増の52億ドル(1株当たり66セント)の増収増益だった。「Windows 10」の繰延収益やLinkedInの買収コスト(約262億ドル)などの影響を除いた非GAAPベースの売上高は260億6600万ドル、純利益は65億1500万ドル(1株当たり83セント)。Azureなど、法人向けクラウドサービスが寄与した。
非GAAPベースの売上高と純利益はいずれもアナリスト予測(売上高は253億ドル、非GAAPベースの1株当たりの純利益は79セント)を上回った。
サーバやAzureを扱うIntelligent Cloud部門は引き続き好調で、Azureの売上高が93%増だったが、クラウドエンジニアリングなどへの投資がかさみ、営業利益は7%減だった。部門全体の売上高は8%増の68億6000万ドルだった。
昨年12月に買収完了したLinkedInやOffice、Dynamicsを扱うProductivity and Business Processes部門の売上高は10%増の73億8000万ドルだった。非クラウド版のOfficeの売上高は13%減少したが、企業向けの「Office 365」の売上高が47%増加した。LinkedInの買収完了後からの売り上げは2億2800万ドルだった。
Windows、ハードウェア、Xbox、検索のMore Personal Computing部門の売上高は、主にスマートフォンの不調の影響で5%減の118億2000万ドル。ここのところ好調だったSurfaceの売り上げが2%減だったが、ハイエンドの「Surface Studio」や「Surface Book with Performance Base」の発売で粗利益は6%増加したという。Xboxも売上高が5%減。Xbox端末の値下げが影響した。Xbox LiveのMAUは15%増加し、5500万人と記録を更新した。また、Xboxのソフトウェアの売上高は18%増と好調で、デジタル決済が10億ドルに達した。
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