NTTデータは1月27日、気象ニュースの原稿を自動生成する人工知能(AI)を構築し、人が読んでも違和感が少ない文章の作成に成功したと発表した。過去4年分の気象データと、アナウンサーが読んだニュース原稿をディープラーニングでAIに学ばせたという。
気象庁が公開する気象電文(一定のフォーマットで記述された気象情報)を読み込ませると、ニュース原稿を自動生成するAIを構築。NTTグループが開発しているAI「corevo」の日本語解析技術を活用した。同社が2016年9月から行った実証実験では、意味の正しさは多少の修正が必要としつつ、基にした気象電文とほぼ同内容のニュース原稿を作成できたという。
1月25日には、日本経済新聞社が上場企業の決算速報を自動生成するサービス「決算サマリー」を開始。国内外でAIを用いた記事生成の試みが広がっている。
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