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Nintendo Switchは「赤字を出さない価格設定」 予約「好調」、1カ月で200万台出荷へ

» 2017年02月01日 12時14分 公開
[ITmedia]

 任天堂は君島達己社長は1月31日に開いた決算会見で、3月3日発売予定の新ハード「Nintendo Switch」について、「ハード単体で赤字を出さない価格設定にしている」と改めて説明した。各国での予約も順調で、3月末までに200万台出荷を目指す目標に変更はないという。

画像 Nintendo Switch

 1月13日に発表したNintendo Switchの価格(税別)は、日本で2万9980円、欧米で299.99ドル。市場の想定の上限に近く「サプライズがない」「端末を一気に普及させるには高い」との見方もあり、価格発表直後に任天堂の株価は急落した。

 ゲームの新ハードは、当初は製造コストが販売価格を上回る「逆ざや」で普及を優先することが多い。任天堂の前機種「Wii U」もそうだったが、君島社長は以前から「逆ざやだとビジネスが成り立たない」とし、逆ざやにはしないと話していた。

画像 任天堂のプレゼン資料より

 3月末までに世界に200万台出荷する予定に変更はないという。各国の予約販売は「多くの小売店で受け付けが終了し、当日販売分を残すのみ」という状態。君島社長は「予約の勢いは、ゲームへの関心の高い顧客にSwitchのユニークさが理解され、ご支持いただけている証」と話している。

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