米NVIDIAは3月16日(現地時間)、ベルリンで開催の「Bosch Connected World」で、米トラックメーカー大手のPACCARと自動運転トラックの開発で提携すると発表した。
PACCARは既にNVIDIAの自動運転向けスーパーコンピュータ「DRIVE PX 2」搭載のレベル4(ドライバーを必要としない完全自動運転)のトラックのプロトタイプを完成させており、テストコースを走行するトラックの動画(記事末に転載)を披露した。トラックのシステムは「ディープニューラルネットワーク」を採用しており、走行データで学習することで強化されていく。
トラックは現在、世界で3億台以上走行しており、年間の総走行距離は120万兆マイルに上るという。
自動運転トラックは、米Uber傘下のOttoも開発しており、既に公道での走行テストも行っている。だが、米Alphabet傘下のWaymo(旧Google Xの自動運転部門)が2月、UberとOttoを特許侵害で提訴し、Ottoの技術利用の差し止めを申し立てている。
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