米Googleは8月16日(現地時間)、プロダクティビティスイート「G Suite」の共同編集機能を強化したと発表した。
チームでファイルを共同編集していると、誰がどんな編集を追加したか、どの文書が最新なのかなどを管理するのが難しい。G Suiteには以前から変更履歴を管理する機能「Revision history」があったが、これを「Version history」という名称に変更し、改善した。
ユーザーは[File]→[Version history]→[Name current version]で最新の文書に名前を付けられる。[Preview reject all]と[Preview accept all]で、誰もコメントや修正を加えていない最初のバージョンの表示とすべてのコメントや修正を反映させたバージョンの表示が可能になった。さらに、すべての修正を1度に反映させることもできる。また、AndroidおよびiOS版Googleドキュメントアプリから、修正提案ができるようになった。
サードパーティー製のアドオンを組み込んだテンプレートを多数公開した。ユーザーは自分でもテンプレートを作成できる。
例えばDocuSignのアドオン搭載のNDA(守秘義務契約)文書テンプレートなどが用意されている。
2月に発表した「Google Cloud Search」を「Explore」タブから使えるようになった(対象はG SuiteのBusinessおよびEnterpriseユーザー)。
Google Cloud Searchは、文書編集画面内で、メール、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、イントラWebサイト、従業員などを横断して検索できる機能。AI技術により、関連性の高い情報を効率的に提示するとしている。
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