米Googleは10月17日(現地時間)、同社初の独自開発SoC(System on a Chip)、「Pixel Visual Core」を発表した。10月4日に発表した「Pixel 2」および「Pixel 2 XL」に搭載済みという。
搭載はしているがまだ機能してはおらず、向う数カ月中のソフトウェアアップデートで使えるようになる見込みだ。そのアップデートでは、サードパーティー製アプリでもPixel 2のHDR+品質の写真を撮影できるようになる。つまり、例えば(アプリ側がサポートすれば)InstagramでHDR+品質の写真を直接撮影できるということだ。
GoogleのカメラアプリでのHDR+機能も向上する。同社によると、レイテンシーが減り、電力消費が10分の1になり、処理が5倍速くなるという。
Pixel Visual CoreはGoogleが設計した8個の「Image Processing Unit(IPU)」を搭載する。このIPUはMITが開発したオープンソースの画像処理向け言語「Halide」とGoogleの機械学習ライブラリ「TensorFlow」をサポートし、今後は画像処理以外の機能でも使っていく計画だ。
アプリ開発者は数週間中にリリース予定の「Android 8.1 Oreo」の開発者プレビュー版でアプリをPixel Visual Coreに対応できる。
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