少々複雑な取り付け工程を経て、保護ガラスの取り付けが完了する。実際に使ってみたところ、指によるタッチ操作はもちろん、Galaxy Note8の特徴であるデジタイザペンでもガラス特有のサラサラとした書き心地は健在。かなり満足度の高いものとなった。
保護ガラスを剥がす場合は、通常の商品と同様に手で剥がせる。接着剤や臭いが本体のガラスに残ることはなかった。これは推測だが、透明度の高い紫外線硬化樹脂のようなものを使っているのだろう。
記者は他の保護ガラス製品などもいくつか試したが、これを超える使い心地のものは見つからない。対応するスマートフォンは「iPhone X」「iPhone 8/8 Plus」「iPhone 7/7 Plus」「Galaxy Note8」「Galaxy S8/S+」「Galaxy S7 Edge」「LG V30」など。
ラウンドディスプレイを採用するスマートフォン向けの保護ガラスは、他社からも多く発売されている。しかし、曲面に対応させるためにガラスの外周部分のみ接着剤が付けられているものが多く、ディスプレイと保護ガラスの間に生まれた隙間によってタッチ感度が落ちてしまう要因となっていた。
今回紹介したDome Glassの仕組みは、ラウンドディスプレイに対応する1つの答えといえる。問題は価格と入手性(日本においては)だろう。
多くのラウンド対応保護ガラスは、黒い外周部分にだけ接着剤が付いている場合が多く、ガラスとディスプレイの間に隙間が生まれてタッチに対する感度が悪くなる(写真=左)。Dome Glassは接着剤を後から全体に広げるので、その心配がない(写真=右)日々進化する新しい形のスマートフォンに追従する周辺機器メーカーの苦労がしのばれる。対応機種を持っているユーザーは、挑戦してみるのもいいだろう。
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