米Googleは2月7日(現地時間)、2014年に買収し、これまで親会社であるAlphabet傘下の“other bets”としていたスマートホーム企業NestをGoogle傘下に統合すると発表した。スマートスピーカー「Google Home」を手掛けるハードウェアチームとの連携を強化する狙いだ。Nestのブランドは存続する。
発表はGoogleのハードウェアチームの責任者、リック・オステルロー上級副社長とNestのマルワン・ファワズCEOの連名で行われた。米CNETによると、ファワズCEOはオステルロー氏の直属になる。両氏はいずれも米Motorola出身だ。
両社のハードウェア製品の売り上げは順調に伸びており、「この勢いを促進するためにNestとGoogle Hardwareチームを統合することにした。目標は、人々の暮らしをサポートするスマートホームをつくるというNestのミッションを強化することだ」という。GoogleのAI技術と「Googleアシスタント」をNest製品に搭載することで、共にスマートホーム製品を作っていくとしている。
両社の協力は既に行われており、昨年10月の「Made by Google」イベントで、Nestのヨーキー・松岡CTO(最高技術責任者)が「Nest Hello」とGoogle Homeとの連携をデモした。
Googleは1月には台湾HTCのスマートフォン事業の買収を完了させ、ハードウェアチームに統合している。
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