ソニーは6月5日(米国時間)、同社のグローバルサイトで1型コンパクトデジカメ「RX100」シリーズの新製品である「RX100 VI」(DSC-RX100M6)を発表した。先代の「RX100 V」に比べ、AFの合焦速度と望遠性能を向上したのが特徴。米国では7月上旬から発売し、価格は1200ドル(約13万円)となる。
6日午後1時、ソニーは日本国内でもRX100 VIを発表した。発売日は6月22日で、市場想定価格は14万円前後(税別)としている。
(追記ここまで)
RX100 VIは、有効画素数2010万画素で像面位相差AFに対応する「Exmor RS」CMOSセンサー搭載というRX100 Vの特徴を継承しつつ、レンズに「ZEISS Vario-Sonnar T* 24-200mm F2.8-4.5」(焦点距離は35mm判換算)を新たに搭載した。
これにより、RX100シリーズの中で本機が最も望遠に強いモデルとなる。シリーズで次いで望遠に対応するのは「RX100」「RX100 II」の35mm判換算28-100mm F1.8-4.9で、「RX100 III/IV/V」は35mm判換算24-70mm F1.8-2.8だった。また、RX100 VIが対応する焦点距離は、同社の一眼スタイルのコンパクトデジカメ「RX10 II」と同等となる(なおRX10 IIはF2.8通し)。
一方、RX100シリーズはこれまで広角端の開放F値をF1.8で維持してきたが、本機は広角端でF2.8とやや暗くなった。
像面位相差AFはRX100 Vと同じく315点に対応し、AF合焦速度は0.03秒とRX100 Vの0.05秒から更に高速化した。
光学式手ブレ補正にも対応。望遠端でも4段相当の手ブレ補正をうたう。
動画では、4K HDRやフルHD(1920×1080ピクセル)960fpsのスローモーション撮影に対応する。
背面モニターは3型のタッチ対応TFT液晶で、解像度は約92万画素。上へ180度、下へ90度チルトする。電子ビューファインダーは0.39型の有機ELディスプレイで、解像度は約235万画素。本体にフラッシュも内蔵する。
常用ISO感度は125-1万2800で、拡張でISO80/100、連写時には最大ISO2万5600まで対応する。連射速度はAF/AE追従で24fpsで、233枚まで撮影可能。最短撮影距離は広角端で8センチ、望遠端で100センチ。
本体サイズは101.6(幅)×58.1(高さ)×42.8(奥行き)ミリで、バッテリーとSDメモリーカードを含む重量は301グラム。
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