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前代未聞の“巨大コンパクトカメラ” ニコン「P1000」で月を狙う(3/5 ページ)

» 2018年10月01日 10時48分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 レンズ部のリングはカスタマイズできるので露出補正などに割り当てると吉。

上から見たP1000。グリップがしっかりしていて持ちやすい
P1000の背面。モニターの右にロータリーダイヤルや各種ボタンがある。右上にはAF/MFのレバーが。AFが効きづらいときはさっとMFに切り替えられる

 EVFはP900に比べるとかなり進化して大きく高解像になっており、実用性は格段に上がった。望遠撮影時は(三脚でも使わない限り)ファインダーを覗いて撮るのがお勧めだ。このEVFは使わないと損。

 背面モニターはバリアングル式だ。

モニターは横に開いて回転させるバリアングル。自撮りもできる……ってこのカメラを持って自撮りする人もあまりいないと思うけど

 あと、なんてことないものを超望遠で撮るのも楽しい。

 例えば工事現場の重機。

 数十メートル離れたところから狙ってみたら、肉眼では見えない、日常なのに非日常なこんなカットが。

巨大なクレーンの先端を狙ってみたらことのほか面白かった。もう日常的な風景も3000mmで見るととんでもないことになって面白い(3000mm相当 1/500秒 F8 ISO400)

 ではここで望遠を生かしたポートレートを。

 さすがに3000mmになると、被写体からかなり離れないといけなくて、誰も居ないとこでポーズ撮ってるモデルと遠くから盗撮してるようにしか見えないカメラマンという怪しいことになるので、というか撮ってて自分でそう思ったわけで、600mm相当のものを。まあ望遠ポートレートを楽しむなら、600〜1000mmくらいかな。

600mm相当の望遠でポートレート。曇天下だけど肌色はちゃんと出てるし、背景もそこそこボケてていい感じに撮れた。モデルはアミティープロモーション所属の伊東あんずさん(600mm相当 1/160mm F5 ISO400)

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