ファミリーイナダは10月25日、マッサージチェア「LUPINUS ROBO」(ルピナスロボ)の新製品「FMC-LPN30000」を発表した。アニメ「機動戦士ガンダム」とコラボレーションしたシャア専用モデル「FMC-LPN30000 MS06S-RD」も用意して12月に発売する。「働き盛りの40代」になったガンダム世代の取り込みを狙う。いずれも本体と5年間のクラウドサービス利用料などをセットにした独自の契約販売とし、通常モデルは月額9800円の60回払い、シャア専用モデルは1万500円の60回払い(税別、Wi-Fiモデルの場合)から。
人の指の関節を再現したメカニズムとクラウド上のAI(人工知能)を活用するIoTマッサージチェア。新たに「人の指でいう第二関節を作った」ことで、「つかみ揉み」を実現したという。肩や背中の他、一般的なマッサージチェアではエアーバッグを使用する腕や足にもつかみ揉みが可能なメカを搭載。全体で13個のブラシレスモーターを使用している。
同社の稲田二千武会長兼社長は、「マッサージは上手な人とヘタな人の差が激しい。ルピナスロボは上手な人のテクニックをAIに学習させ、クラウドを通じて常にバージョンアップしている。最終的には(人に)勝てると思う」と胸を張る。最近では「むくみをとるコース」を追加して好評だったという。
ルピナスロボには、腕に装着する「アクティブメジャー」というウェアラブルデバイスが付属し、日々の歩行距離や歩数、睡眠の状態などを計測。集めたデータをAIで分析し、その日の疲労具合に合わせたマッサージコースを選択するという。血圧計や脈拍計などとも連携し、それらの情報を基に管理栄養士から健康に関するアドバイスがスマートフォンに届く「AI健康アドバイザー」も新しい。
「例えばたくさん歩いた日には足を重点的にマッサージする。朝には血圧や睡眠の状態から健康に関する情報がスマホに届く。体調の乱れを直すというより、予防する観点で開発している」(稲田会長)
シャア専用モデルは、「シャアが戦場から帰ると使っていた」という設定で、イメージカラーの赤いボディーにジオン軍の紋章を配し、操作用タブレットの画面もジオン軍仕様に作り込んだ。アニメで使われた効果音やキャラクター音声を追加することも検討している。製品担当者は「3倍早いシャア専用コースなども追加できれば」と話していた。
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