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今一番注目されてるフルサイズミラーレス一眼、キヤノン「EOS R」荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/5 ページ)

» 2018年10月27日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
マウントアダプター経由で70-300mmを装着し望遠端で走ってくる列車を連写した中の1枚。AF追従連写が秒5コマというのはちょっと寂しい(70-300mm 300mm 1/640秒 F5.6 ISO100)

 ちなみに、画素数は約3030万画素。AFエリアはRFレンズや現行のEFレンズで縦約88%、横約100%。旧型レンズなどでは縦横約80%となる。まあ一眼レフに比べれば遥かに広い測距範囲と測距点だ。

 ボディ内手ブレ補正機構はなし。ボディが持っているセンサーをレンズの手ブレ補正機構と連動させることでRFレンズの手ブレ補正性能を上げる仕組みはあるが、それはボディ内手ブレ補正機構ではない。

 ちょっと残念な点だ。

 使ってて圧巻だったのは暗所でのAF。カタログ上では「低輝度合焦限界」がEV-6……要するにめちゃ暗い場所でもさっとピントが合いますよという意味なのだが、これがほんとにすごかった。

 夜の住宅街の公園、建物の灯りはなく公園灯のみというすごく暗い場所(ISO40000で1/13秒 F4!)でもフォーカスがスッとあってくれたのだ。他社のミラーレス機はコントラスト検出に切り替わってけっこう迷ったりなかなか合わなかったりした環境だ。

夜の公園で光があまり当たらない場所でくつろいでた猫。めちゃ暗かったのに苦もなくフォーカスを合わせてくれて感心。これはすごい。しかも105mmで1/13秒でもぶれない(24-105mm 105mm 1/13秒 F4 ISO40000)

 せっかくなので夜の公園猫をもう1枚。こちらはちょうど公園灯が当たっていたのでもうちょっと条件はいい。それでもISO12800。

(24-105mm 105mm 1/30秒 F4 ISO12800)

 なかなかである。

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