米Amazon.comは、2018年末までに発売するAIアシスタント「Alexa」対応の新製品を9月下旬に一斉に発表した。その中から日本にはEchoシリーズのスマートスピーカーや、HDMI接続のストリーミングメディア端末「Fire TV Stick 4K」の次世代機が投入される。アマゾンジャパンの製品体験会の場で、米Amazon.comのミリアム・ダニエル氏(Alexaデバイス担当バイスプレジデント)にAlexa対応製品やサービスの今後について話を聞いた。
最初に新製品の内容をおさらいしておこう。Alexa搭載のスマートスピーカーは以下の3機種だ。
10月30日に先行して登場するのはコンパクトな「Echo Dot」(5980円、税込)とスマートホームハブ機能を内蔵する「Echo Plus」(1万7980円、税込)。どちらのスピーカーも17年秋にEchoシリーズが日本市場に導入されて以来、約1年ぶりのアップデートになる。Echo Dotはグローバルモデルとしては第3世代、Echo Plusは第2世代のモデルだ。
Echo Dotは、現行製品よりも若干サイズが大きくなるものの、ファブリック調の丸みを持たせた柔らかなデザインに変わり、インテリアに馴染みそう。フルレンジのスピーカーユニットはサイズが1インチから1.6インチに大きくなり、音圧が現行モデルよりも約70%アップしている。短時間だが試聴してみると、だいぶ低音が豊かになって人の声も聞きやすくなっていた印象。スピーカーとしての能力は確実に上がった。
Echo Plusは、Wi-FiやBluetoothの他に通信効率の高いZigBee対応のスマートホームハブ機能を搭載するスマートスピーカーだ。こちらもファブリック調の外装として、デザインは背の高いタワー型から少し低く、さらにコーナーに丸みを持たせて親しみやすいルックスにまとめた。雰囲気はEcho Dotと似ている。
ドルビープロセッシング(米ドルビーの音声信号処理技術)によるスピーカーは、3インチのウーファーと0.8インチのツイーターによる2ウェイ構成で、360度に広がる立体音場を再現する。エンターテインメントとしては、2台のEcho Plusをそろえてステレオ再生が楽しめる機能にも注目だ。
一方で温度センサーを初めて搭載。部屋の温度を検知して自動でスマート機能を搭載したエアコンの設定温度を調節したり、運転をスタートさせたりといったルーティンも組める。
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