日本マイクロソフトは11月5日、Microsoft Azureのクラウドプラットフォームで動く仮想デスクトップ環境「Windows Virtual Desktop」(WVD)の動作デモンストレーションを「Microsoft Tech Summit 2018」(11月5〜7日)の基調講演で公開した。
米Microsoftが9月に発表した仮想デスクトップ環境のサービス。Azureに仮想デスクトップ環境を構築できるため、自前のサーバを用意する必要がない。OSはWindows 10 Enterpriseの他、Windows 7 Enterprise、Windows Server 2012 R2以降に対応する。
日本マイクロソフトの伊藤かつら事業本部長(執行役員 常務 デジタルトランスフォーメーション事業本部)は、「仮想デスクトップは設定に手間がかかるのが問題だった。WVDはAzureを使っているのでシンプルに実装できる」とメリットを説明する。
デモでは、PCを使ってWVDのセットアップを行い、立ち上げた仮想デスクトップにiPadからアクセスする様子を披露した。iPadの画面にWindows 10のデスクトップ画面が表示され、Excelなどのソフトウェアを操作していた。
同講演では、チームコラボレーションツール「Microsoft Teams」のビデオチャットで使える背景ぼかし機能のデモも行った。今年9月に実装された新機能で、被写体の人物だけにフォーカスして周囲の背景をぼかせる。部屋の状態を気にせずに会話が行えるという。
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