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「まさか」の後継機、パナソニック「LX100 II」の実力は?荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

» 2018年11月27日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 イマドキ珍しいのはマクロモードがあること。

鏡銅左側にフォーカス切替スイッチがある

 通常のAFだと撮影最短距離は50センチだが、マクロにすると広角端で3センチまで寄れる。普段は「AFマクロ」モードにしておけばいい。今はシームレスマクロが主流だが、コントラスト検出AFを採用していることもあり、非マクロのAFモードにすると近くを無視できる分、AF速度を上げられるのだろう。

 ちなみに、撮影最短距離は28mm相当だと5センチ、35mm相当だと10センチ、43mm相当より上は30センチとなる。

 望遠端でも30センチまで寄れるから料理を撮るときも問題ない。

望遠端でハンバーガーを(75mm相当 1/125秒 F2.8 ISO400)

 シャッタースピードは最高で1/4000秒。ただし、F1.7から4.0までは1/2000秒止まりとなる。電子シャッターを使うと1/16000秒まで上げられるので、メカシャッターと電子シャッターを自動切り替えにしておくといいだろう。晴天下の屋外で絞り開放で撮ろうとすると、基本ISO感度が200ということもあってシャッタースピードが足りないから。

晴天下のピンクのバラ。花びらの色がきれいに出るよう−1の露出補正をかけて狙ってみた。F2.8で1/2000秒を超えたので自動的に電子シャッターに(75mm相当 1/3200秒 F2.8 -1 ISO200)

 ISO感度はISO200から25600。

ISO200-1600
ISO3200-25600

 コンパクト機としてはなかなかのクオリティー。1型センサーのハイエンドコンデジより1段分高感度に強いと思って良さそうだ。

 ISO6400で夜の住宅街猫を撮影。

夜の住宅街をコンビニに歩いてたら猫に出会ったのでそっとISO感度を上げて狙ってみた(75mm相当 1/40秒 F2.8 ISO6400 )

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