一般向け「ハングアウト」が2020年に終了するという米9TO5Googleの報道に対し、米GoogleのHangout責任者、スコット・ジョンストン氏が個人のTwitterアカウントで12月1日(現地時間)に反論した。
ハングアウトは終了するのではなく、エンタープライズ版と同様に「ハングアウトChat」と「ハングアウトMeet」に分割する計画であり、その時期は未定だとしている。
ハングアウトChatとハングアウトMeetは、エンタープライズ版「G Suite」のサービスとして提供されている。ハングアウトChatは米Slackのコラボレーションツール「Slack」のようにルーム(Slackのチャンネルに当たる)を作って会話できるチャットアプリ。ハングアウトMeetは、100人までが参加できるビデオ会議アプリ。一般向けハングアウトもこの2つに分割されるとしても、すべての機能がそのまま使えるわけではなさそうだ。
ジョンストン氏によると、現在の「ハングアウト」はGoogle内では「ハングアウトクラシック」と呼ばれており、「最終的にはクラシックを終了させる予定だが、それはメッセージングとビデオ会議機能をサポートしなくなるということではない」という。
ジョンストン氏は9TO5Googleの報道を「いいかげん(shoggy)」だと非難したが、ハングアウトが終了することは認めた形だ。ハングアウトユーザーは、時期はまだ不明だが、ハングアウトChatとハングアウトMeetに移行することになる。
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