大きな画面をどう使う？ 「Amazon Echo Show」を斬る：体当たりッ！スマート家電事始め（3/4 ページ）

[山本敦，ITmedia]

　というのも「ブラウザを起動して」「ウェブを起動して」というキーワードでは反応しないのだ。「Firefoxを起動して」というコマンドに何度か反応してくれたことと、普段PCでも使い慣れていることからメインのブラウザはFirefoxを選んだ。「YouTubeを起動して」「Googleを起動して」という音声コマンドは成功率が高いが、ちょっと操作にクセがありそうだ。ちなみにブラウザを音声操作から終了する方法がまだ見つけられていない。

普通にWeb検索ができる。動作もスマホやPCほどではないものの割とスムーズだ

　YouTubeを見るときは音声操作でブラウザ版のYouTubeを立ち上げる。見たい動画を検索するためには一度画面の検索アイコンをタッチしてソフトウェアキーボードを表示。ここではマイクによる音声文字入力も使える。操作性はスムーズとまではいえないが、ブラウザは上手に使いこなせばEcho Showならではの楽しみ方ができるだろう。

「アレクサ、YouTubeが見たい」と話しかけるとブラウザ版YouTubeが開く

　スマートスピーカーにスクリーンが付いたことでAmazonでのショッピング、カレンダーによるスケジュール確認もスマートスピーカーでやる習慣が身に付いた。はじめてEcho Showを使う方にはリッチな視覚情報を伴うスマートスピーカー体験が新鮮なものに感じるかもしれない。

検索は一部タッチパネルを使うものの、操作感は悪くない。子どもに与えるとハマってしまうかも

　スマホのAmazon Alexaとの間ではメッセージ通話の機能も使える。普段から出張の機会が多いビジネスマンには外出先から家族とコミュニケーションできるツールが増えて重宝するだろう。もしビデオ通話は苦手ならスピーカーのメニューからカメラをオフにできる。

フロントカメラはメニューからオフにできる

　早朝、または深夜に家族が寝静まったあとにEcho Showを使いたい時に、音声操作は気兼ねすることもある。そんな時にはユーザー補助のメニューにある「タップでAlexa」を使うと音楽再生に天気、ジョークまでEchoができる大まかなことをタップ操作で呼び出せる。

「タップでAlexa」を使えば音声操作が不要に。夜間に使う時に寝ている家族を起こさずに済むなど利用価値がありそう

タップでAlexaをオンにすると画面の右端にアイコンが表示される。ここをタップすると音声を使わずに操作できる機能の一覧が現れる