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大きな画面をどう使う? 「Amazon Echo Show」を斬る体当たりッ!スマート家電事始め(4/4 ページ)

» 2018年12月29日 08時00分 公開
[山本敦ITmedia]
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カギは大画面に最適化されたコンテンツ

 筆者は今年の夏からEcho Spotを使っているせいか、今回Echo Showに対して感じるときめきはEcho Spotに出会った時よりもやや薄い。もしかするとスクリーン付きスマートスピーカーに慣れてしまったせいかもしれない。でもやはりEcho Showには10.1インチの大画面付きスマートスピーカーならではといえる体験がまだ練り上げられていないからだとも思う。

Amazonでのショッピングやスキルの利用も画面付きだから簡単

 この画面サイズになってくると映像再生などはノートPCやタブレットによる体験と似通ってくるし、操作性で比べるとまだEcho Showの方が不便に感じることの方が多い。もし大画面を生かすのであればHDMI接続でゲーム機やスマホが接続できたり、2つのコンテンツを同時に表示できるマルチビュー機能も欲しかった。

夜間は画面をオフにする「おやすみモード」がある

 Echo ShowはこれまでのEchoシリーズのスマートスピーカーよりもサウンドはパワフルだが、音場の広がり方が独特で、あえていえば映画向きだと思う。音楽再生を中心に楽しむのならストレートなサウンドの力強さを特徴とする「Echo Plus」を選ぶ手もあると思う。

 以上を踏まえ、いまEcho Showを選ぶなら、キッチンでクックパッドなどレシピサービスのスキルを使ったり、子供部屋に置くスマートスピーカーとして使うのが良さそう。子供に見せたくないコンテンツをブロックできるアクセス制限機能もあるので安心だ。アマゾンは今後もスクリーン付きEchoのためのスキル開発の環境を整えていくということなので、近くまた大きなブレークスルーが起きることも期待したい。

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