ITmedia NEWS >
調査リポート
» 2019年02月13日 11時13分 公開

上位企業の寡占化進む:18年4Qのクラウドインフラ市場、AWSとAzureの差が縮まる Alibabaも好調

米調査会社が公表した2018年第4四半期時点でのクラウドインフラサービス市場調査結果によると、1位は米Amazon.comだった。2位は米Microsoft、3位は米Googleだった。4位の米IBMのシェアは下がったが、5位の中国Alibabaは好調。シェア上位企業の寡占化が進んだ。

[ITmedia]

 米調査会社Synergy Research Groupはこのほど、2018年第4四半期時点でのクラウドインフラサービス(IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウド)の市場シェアを発表した。1位はAmazon Web Services(AWS)を提供する米Amazon.comの約35%だった。

 2位はMicrosoft Azureを提供する米Microsoftの約15%。同社のシェアは顕著に伸び、首位のAmazon.comとの差が縮まっていた。3位はGoogle Cloud Platform(GCP)を提供する米Googleの約7%だった。

 上位3社のほか、5位の中国Alibabaも前年同期からシェアを伸ばしていた。

photo クラウドインフラサービスの市場調査結果(=Synergy Research Group調べ)

 一方、4位の米IBMのシェアは前年同期から低下した。ただSynergy Research Groupは「IBMはホステッドプライベートクラウド領域に主眼を置いているため、他の大手とは志向が異なる」とみている。

 同社は、米IBMを除く上位4社のシェアが伸びた裏で「中小規模のクラウド事業者のシェアが過去1年間で計5ポイント低下していた」と分析。「(中小事業者は)マーケットリーダーと(成長の)歩調を合わせられていない」と批評した。

 また同社によると、2018年のクラウドインフラサービスの市場規模は約700億ドル(約8兆円)。その大半はパブリッククラウド型のIaaSとPaaSが占めており、両サービスの売上高は同年第4四半期だけで49%成長したという。

 同社は「パブリッククラウド市場を単体でみると、上位5社が市場の4分の3を支配しているため、5社の優位性がより顕著にみられる」とコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.