Amazon Web Servicesは2月14日(米国時間)、仮想サーバ「Amazon Elastic Cloud (EC2)」向けベアメタルインスタンス5種を発表した。いずれもサーバの各種機能をオフロードすることで高速化する、同社独自の基盤技術「Nitro System」を搭載する。
ベアメタルインスタンスとは、仮想化ハイパーバイザーを使わず物理リソースに直接アクセスし、ワークロードを実行できるシステム。
今回発表されたものは、Webサーバ、アプリ開発環境など汎用的なワークロードに適した「m5.metal」「m5d.metal」、高性能データベースやビッグデータ分析などに適した「r5.metal」「r5d.metal」、リレーショナルデータベースなどに向き、TCO(総保有コスト)を大幅に低減できるという「z1d.metal」。
5種のインスタンスは全て、AWSカスタムのIntel Xeon Scalableプロセッサ(Skylake)を搭載する。
スペックは、「m5.metal」「m5d.metal」はともに384GB、「r5.metal」「r5d.metal」はともに768GBのメインメモリを搭載。「m5.metal」「r5.metal」はローカルストレージを持たないが、「m5d.metal」「r5d.metal」は3.6TBを備える。4種ともに論理プロセッサ数は96。
「z1d.metal」は384GBのメインメモリ、1.8TBのローカルストレージ、48の論理プロセッサで構成される。
いずれも米国東部、米国西部、欧州(フランクフルト、パリなど)などのリージョンで提供する。うち「m5.metal」「z1d.metal」は東京リージョンでも利用できる。
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