宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月21日、探査機「はやぶさ2」の小惑星「リュウグウ」へのタッチダウン(最初の着陸)に向けた降下開始が、予定より遅れていることを明らかにした。同日午前8時13分に始める予定だったが、降下の可否の判断に時間がかかり、正午時点でまだ降下を始められていないという。機体の状態は正常としている。
5時間遅れで降下がスタートした。詳細記事:「はやぶさ2」5時間遅れで降下開始 予定通り22日朝着陸へ
JAXAの広報担当者は遅延の理由について「確認中」としており、今後の状況によっては、タッチダウンが予定の22日朝に行えない可能性もあるという。
はやぶさ2はリュウグウの地表から約20キロ地点にとどまっており、降下の可否の判断を待っている。JAXAの広報担当者は、「降下を始められない理由を確認し、問題ないと判断できれば、改めて明日に向けて降下を始める。21日夕方ごろまでに降下開始できなければ、22日のタッチダウンが延期になる可能性もある」と説明している。
はやぶさ2は当初、昨年10月下旬にタッチダウンを行う予定だったが、リュウグウの地表が想定以上にでこぼこしていたため、予定を延期していた。
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