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タフな環境でタフな仕事をする人のカメラ「OM-D E-M1X」 でかいけど手ブレ補正は超強力荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2019年03月07日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
でも縦で構えると余計にボディのでかさを感じますな。手にしているのが小柄な女性だからってのもあるけど

 背面を見ると、E-M1 Mark IIに比べてボタンが増えてる。モニターの右上にAFポイント操作用のスティック(マルチセレクター)が付き、モニターの下にはWBボタンが用意された。

背面。縦に長くなったぶん、WBなどボタンを増やすことができるようになった。また縦位置横位置それぞれにスティックも付いてる

 上から見ると露出補正の隣にISO感度ボタンがつき、左肩にはブラケットボタンが追加された。

上面から。ISOボタンやBKTボタンが新設された。

 ISO感度とWBに専用ボタンが付いたのは便利。

 さらにそれらのボタン類はめちゃ細かくカスタマイズできる。

 背面にあるLOCKレバーは間違って触って反応しないよう縦位置用ボタンやレバーをロックするものだが、C-LOCKを使えばどのボタンをロックするか設定もできる。

 必要なセッティングをとっさに行いさっと撮るために考えられた設計なのだ。

 ただデカいだけじゃないのである。

 縦位置グリップの中にはバッテリーが2つ入っている。

 もちろん片方だけでも動作するけど、タフな現場ではバッテリー交換してる場合じゃないこともあるわけで、これは必須。バッテリー自体はE-M1 Mark IIのものと同じだ。

バッテリーは2つ内蔵可能。CIPA基準で約870枚撮影できる。これは重要だ

 しかも、OM-Dでは初のボディ内充電に対応。USB-C端子を使ってUSB充電できるようになった。USB充電は遅いけど、USB PD対応のモバイルバッテリーやACアダプタを使えば高速な充電も可能だ。まあ、USB充電に関しては「やっとできるようになった」って感じだけど。

 メディアはSDカードのデュアルスロット。より防塵防滴性能を高めるために、スロットの蓋の開閉はレバーを回さなきゃいけない。

メディアはもちろんデュアルスロット。蓋の開閉は下にあるレバーで行う。

 とまあこんな感じだ。

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