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タフな環境でタフな仕事をする人のカメラ「OM-D E-M1X」 でかいけど手ブレ補正は超強力荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)

» 2019年03月07日 07時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 実際に撮影したの写真はこちら。ちゃんとフロントの窓に食いついたまま高速連写してくれた。連写速度は最高で秒18コマ(AF/AE追従)、電子シャッターでAF/AE固定なら最高で秒60コマの高速連写が可能だ。

鉄道自動追尾のテストで小田急のVSEを高速連写。しっかりくいついてAFも追従してくれた
自動追尾AFを使って連写した中の1枚。ちゃんとフロントにフォーカスがあっている(45-150mm 150mm 1/1000秒 F4 ISO200)

 これはなかなか良い。連写時のファインダー表示もしっかりしていて被写体を追いながら連写できる。

 メインターゲットはモータースポーツかなと思う。雨の中、モータースポーツを撮ったことあるけど、あれ、かなり過酷だから。

 将来は動物や鳥といった被写体にも対応して欲しいと思う。個人的には動物の瞳AFは欲しい。

 人物に関しては、すでに瞳AFは対応していたわけで、そこは変わらず。もうちょっと進化して瞳が小さいときでも捕まえてほしいとか、顔が見えてなくても人物検出して欲しいとか思うけど。このクラスのカメラならもうガシガシとなんでも追従してほしい感じだ。

瞳AFはシャッターを半押しすると働く。その瞬間

 ちゃんと手前の瞳にあっているかどうか分かりやすいよう、25mm F1.2のレンズで絞り開放で撮ってみた。

 当たり前だけど、縦位置グリップがあると縦横の切替が楽だし、縦位置での撮影もしやすいわ。

縦位置のポートレートで瞳AFが仕事した。マイクロフォーサーズでもF1.2クラスのレンズなら、浅い被写界深度を楽しめる(25mm 1/800秒 F1.2 ISO200)

 もう1枚、横位置でズームレンズを使ったポートレートを。ブランコに乗っている姿をC-AFで追いかけて狙ってみた。

ブランコを漕いでいる姿をC-AFで狙ってみた(12-40mm 40mm 1/4000秒 F2.8 ISO200)

 被写体を自動的に見つけて追従する以外の被写体の時は、新しく追加されたマルチセレクターが便利。これを親指で押してAFポイントを指定するわけで、最近のデジタル一眼でトレンドとなっているインタフェースだ。

梅の花。こういう被写体の時はピンポイントでのAF枠指定が欠かせない(12-40mm 40mm 1/800秒 F5.6 ISO200)
室内料理作例として、フルーツパフェを。こういう立体的な料理の場合、どこにピントの山を持ってくるかが重要で、マルチセレクターがあるとさっと合わせやすい(12-40mm 36mm 1/60秒 F2.8)

 ISO感度はISO200からISO25600。

ISO200から1600
ISO3200からISO25600

 今回たまたまあらたに発表された「M.ZUIKO DIGITAL 24-200mm F3.5-6.3」をお借りすることができたので、それで撮った室内高感度作例を。

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