実際に手持ちハイレゾショットでディテールの描写力は上がったか。差が分かりやすいよう文字部分にフォーカスして等倍で見比べてみた。
全然違う。明らかに差が出ている。電子シャッターを使って連写し、微妙な手ブレによるずれを使って合成するという手法なので被写体が動いてると(風で木が揺れるとか)、不自然になったりするが(でもある程度は対応してくれるようだ)、手持ちでこれができるのはすごい。
さらに、E-M1Xならではの機能として、被写体追従AFの強化も挙げたい。
E-M1Xは望遠での動体連写ってのも重要な仕事の一つ。
特に被写体を指定することで、自動的に追従する「インテリジェント被写体認識AF」が用意された。指定できる被写体は「鉄道」「モータースポーツ(自動車やバイク)」「飛行機」の3つだ。とくに自動車やバイクは「ドライバーに自動的にフォーカスする」という念の入りようだ。
追尾被写体を設定し、C-AFの被写体追尾モードにするとこの機能が働く。
電車の場合はこんな感じ。本物の電車だと画面撮影してる余裕がないので、プラレールで代用してみた。プラレールでもちゃんと認識してくれたのがなんか面白い。まず電車だと認識してそこにフォーカスが合い、運転席にぴたっと追従するのだ。運転席を見つけたのが分かるかと思う。
普通の車両はフロントがフラットなので運転席にこだわらなくてもいいけど、特急車両や自動車、バイクとなると、ピントの山が先端部に来るとちょっと良くない。合わせたいのはドライバーだからだ。
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