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CP+ 2019の注目レンズレポート! サードパーティー「MFレンズ」が群雄割拠CP+ 2019(2/2 ページ)

» 2019年03月09日 08時00分 公開
[林佑樹ITmedia]
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サムヤン 高コスパなMFレンズをRFマウント向けに複数ラインアップ

 一部MFレンズ好きの間ではすっかりおなじみとなった韓国サムヤン。RFマウント対応レンズを新製品として展示していた。光学性能を重視したEFマウントレンズ「SAMYANG XP 35mm F1.2 for Canon EF」(参考価格12万6900円(税別、以下同)、3月22日発売)の巨大さが気になったが、持ちやすく、重心もボディ寄りであったため、意外と振り回しやすく感じた。

「SAMYANG XP 35mm F1.2 for Canon EF」 でかい
SAMYANG 14mm F2.8 RF for Canon RFSAMYANG 14mm F2.8 RF for Canon RF 「SAMYANG 14mm F2.8 RF for Canon RF」 いつものSAMYANGらしい高コスパ(参考価格4万9700円、今春発売予定)でRFマウント向け超広角が登場する
「SAMYANG 85mm F1.4 RF for Canon RF」(参考価格3万9700円、今春発売予定)
XPラインとしては、「XP 10mm F3.5 EF for Canon EF」(参考価格13万7700円、今春発売予定)も展示

中一光学 強烈に明るいF0.95のMFレンズや5×マクロキットなど

 中一光学の「SPPEDMASTER 50mm F0.95III」も展示されていた。EマウントとRFマウント、Zマウント版が2019年4月に発売予定。価格は9万8000円。F0.95と強烈に明るいレンズであり、実際に開放で撮影する来場者ばかりだった。

「SPPEDMASTER 50mm F0.95III」
実際に開放で撮影してみた。けっこうボケが暴れているが、少し絞れば使いやすそう(50mm 1/4000秒 F0.95 ISO1600 EV-0.3 ボディ:ソニーα7R III)
「7Artisans 60mm F2.8」に「エクステンションチューブ」を付けた5×マクロキット
エクステンションチューブエクステンションチューブ エクステンションチューブを使用すると、撮影倍率5倍になるというデモ

おまけ:Android搭載の尖ったカメラたち

 コンパクトなデジタルカメラはリコーの「GR III」に人気が集中していたが、独カール・ツァイスのAndroid搭載フルサイズコンパクトデジタルカメラ「Zeiss ZX1」が気になっている人も多いのではないだろうか。フォトキナでも注目を集めたが今回も展示のみで、ハンズオンはナシ。もしSIMカードをセットしてモバイル通信を利用できると、さらにうれしいのだが、現在のところスペックシートにSIMスロットの記載はない。

独カール・ツァイスの「Zeiss ZX1」

 もう一つ、フラッシュやLEDライト、単焦点レンズを作る中国YONGNUOブースでは、1600万画素のマイクロフォーサーズセンサーなのにEFマウントを採用、OSはAndroidでSIMカードもバッチリという、「変態カメラ」と呼んでも差し支えない「YN450」が展示されていた。中国向けに4月発売予定で、価格帯は500米ドル前後。国内展開は未定だそうだが、尖ったスマホ、あるいはカメラとして一部マニアに人気が出そうな予感がするのだが、どうか。

「YN450」
体感だが、「タッチAF」の動作も素早いものだった
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