iOS 12.2の新機能と変更点を徹底解説（3/3 ページ）

[MACお宝鑑定団]

　iPhone、iPad、iPod touch でどのように時間を費やしているのかリアルタイムでまとめたレポートを確認し、管理しておきたいものについては制限を設けることができる「スクリーンタイム」の休止時間を曜日別に設定することが可能になっている。

　従来は、画面を見ない時間帯を設定する「休止時間」をオンにした場合は、休止する時間だけしか設定できなかった。

　この時間設定を曜日別に設定することが可能になり、平常時と休日との休止時間設定を分けることが出来るようになった。

　ヘルスケアの高心拍数、低心拍数の通知データ「心拍数に関する通知」のアプリ読み出しが可能になっている。

　高心拍数の通知データ、低心拍数データのアプリ読み出しを求めるアプリが表示されるようになる。

　なお、アプリ側からの書き込みには対応していない。

　心拍数に関する通知は、Apple Watch Series 1 以降でのみ計測できる。

　設定＞マップに、気候状況の表示に関するセクションが新たに加わり、空気質指数（大気汚染度）と気象状況を表示するかどうかを設定できるようになっている。

　従来は、マップ上の天気表示をオフにする方法はなかった。

　空気質指数の表示は今回新たに加わり、マップの画面上に、天気と空気質指数が右下隅に表示される。

　なお、日本のマップ上では表示されず、アメリカに移動すると表示される。

　ちなみに、マップの右下隅に表示されている気候状況を長押しすると、現在、表示されているマップ上の地域の天気がポップアップ表示される。

　天気アプリの簡易版的な表示機能で、そのまま押し続けると天気アプリに転送される。

　Podcastの各エピソード詳細を表示すると「未再生にする」項目が追加されている。

　この項目はiOS 11では利用可能だったが、iOS 12ではなくなっていた。

　エピソードを未再生にするすると、最新のエピソードが終わり、ライブラリに入っているその番組の未再生のエピソードが自動的に続けて再生されるため、何度も聞きたい場合に便利な機能とだ。

　WalletのApple Pay登録カードの詳細情報に関して、これまで「XXXに問い合わせる」をタップすると「メール」「Webサイトに移動」の２つがポップアップ表示されていたのに対して、iOS 12.2からは「電話」「Webサイト」のボタンが表示されるように変更されている。

　コントロールセンターの「TV Remote」のデザインが新しくなり、iPhone Xなどの全画面端末を有効活用できるようになっている。

　コンテンツによっては、早戻し／早送りボタンが表示される。

　また、以前はなかった検索ボタンが追加されている。

　ロック画面時のTV Remote画面に、TV Remoteを呼び出すショートカットボタンと、字幕ボタンが追加されている。

　字幕コンテンツが無い場合、字幕ボタンはグレー表示となり押せないようになっている。

　設定＞一般＞情報で「機種名」が追加されている。

　これまでiPhoneの機種名は、初回セットアップ時に、設定＞一般＞情報「名前」の部分に、ユーザー名に追加する形で表示されていたが、これを変更すると、iPhoneの機種名が分らなくなる問題があった。

　サポート上の管理を考えると、これまで機種名が表示されていなかったのが不思議なぐらいだ。

　iOSのバージョン表記にビルドバージョンの表記がなくなり、シンプルな表記に変更されている。ソフトウェアバージョンをタップすると、従来のビルドバージョンが表示される。

　モデル番号をタップすると、型番表記が形式表記に変わるようになっている。

　また、情報に「AppleCare+」が表示されるようになっている。

iOS 12.2：AppleCare+

　AppleCare+に加入している場合、有効期限が表示される。

　もし、AppleCare+に未加入で、購入日から30日以内であれば、ここから加入の手続きを行えるようになっている。

　カナダのApple Newsは、英語とフランス語の両方をサポートしている。

　iOS 12からARKitに対応したApple News Formatおよび、RSSフィード登録を行うNews Publisherは、記事内容が英語のみ登録可能で、日本語には非対応のため、日本でのサービスは行われないか、かなり先になると思われる。