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顔認証で入店・決済、ファミマとパナソニックが実証実験(2/2 ページ)

» 2019年04月02日 13時23分 公開
[片渕陽平ITmedia]
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店長はパナソニック社員 「リアルな環境で実証実験を行う」

 「やってみないと分からない」――ファミリーマートの澤田貴司社長はそう話す。人手が不足し、24時間営業の見直しを求める声も上がっている中で、澤田社長は「(店舗運営の効率化は)待ったなしの状況だ」という。パナソニックの技術は「いますぐ使えるものが多々ある」といい、「なるべく早く検証した上で、実験店以外にも順次展開したい」と意気込む。

 協力するパナソニックも“本気”だ。ファミリーマートとフランチャイズ契約を結び、パナソニックの社員が実験店舗の店長を務める。パナソニック コネクティッドソリューションズの樋口泰行社長は「店舗運営まで踏み込むことで、ファミリーマートの困りごとが分かる」と強調する。

 「“実験室”で考えていても、実用化できるものはなかなか生まれない。リアルな環境で実証実験を行い、修正ポイントをはっきりさせていきたい」(樋口社長)

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